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LinK
つなぐ、整える。
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経営

なぜ原状回復の会社を作ったのか? 株式会社LinK創業ストーリー

吉野 博

株式会社LinK 代表 / 業界歴約11年 / 原状回復・リフォーム専門

「原状回復の業者なんて、どこに頼んでも同じでしょう?」——管理会社の担当者さんから、何度この言葉を聞いたかわかりません。

結論から言うと、同じではありません。業者によって見積もりの出し方、中間マージンの構造、現場管理の質はまったく異なります。その差が管理会社さんの業務負担やオーナーさんの費用に直結しています。

この記事では、代表の吉野が「なぜ原状回復に特化した会社を作ったのか」を、業界歴11年の経験と具体的なエピソードを交えてお伝えします。LinKがどんな考え方で仕事をしているのか、知っていただけるはずです。

25歳で飛び込んだ原状回復の世界で、何を学んだのか

未経験からのスタート

代表の吉野がこの業界に入ったのは25歳のとき。株式会社リペア(現 unitas株式会社)という原状回復の会社に入社しました。知識ゼロからのスタートです。

市場調査、物件探し、飛び込み営業。すべてを一人でやりながら、原状回復工事の基本を覚えていきました。退去後の部屋に入り、どこが経年劣化でどこが入居者の過失なのかを見分ける目、クロス(壁紙)やCF(クッションフロア)の種類ごとの単価感覚、職人の手配と工程管理——現場で体に染み込ませた知識です。

主任、店長、そして8年半

やがて主任になり、上大岡店の店長を任されました。店舗を一から立ち上げ、チームを作り、売上を伸ばしていく。前職では約8年半働き、原状回復の仕事のほぼすべてを経験しました。

充実した日々でした。しかし、長く働くうちに「この業界の仕組み自体がおかしい」と感じることが増えていきました。目の前の案件をこなすだけでは解決できない、構造的な問題が3つあったのです。

業界の構造的な問題とは何か

営業マンが全業務を一人で背負う構造

原状回復の営業マンは「営業」だけをやっているわけではありません。飛び込み営業、現場調査、見積もり作成、職人の手配、工程管理、材料発注、入金確認、クレーム対応、緊急呼び出し——これらすべてを一人で回します。

売上が上がれば案件が増え、案件が増えれば帰れなくなる。しかし給料は「残業代込み」の固定。これは個人の頑張りで解決できる問題ではなく、業界全体の構造的な問題です。現場を回す人間が疲弊すれば、工事の品質も下がります。品質が下がれば、管理会社さんやオーナーさんに迷惑がかかる。この悪循環を、前職時代に何度も目にしました。

見えない中間マージンの問題

実際に経験した話です。あるクロス屋さんに、1m²あたり600円で壁紙の張替えを依頼しました。ところが、そのクロス屋さんは自分では施工せず、別の職人に1m²あたり1,100円で外注していた。

つまり、LinKが払った600円は丸ごと中間マージンとして消え、実際の職人には別ルートから高い金額が流れていたのです。この件は大きなトラブルに発展しました。

こういうことは業界では珍しくありません。案件を右から左に流すだけで利益を抜く。誰も現場を見ていない。管理会社さんも、オーナーさんも、入居者さんも、知らないうちに損をしている。見積書の「一式○○円」の中に、こうした不透明なコストが紛れ込んでいるケースは少なくありません。こうした見積もりの不透明さが生まれる構造的な原因は見積もりの「不透明さ」を業界構造から解説した記事で詳しく分析しています。

工事内容が正しく伝わらない情報の壁

管理会社の担当者さんに、工事の内容を100%説明したとします。そこからオーナーさんに伝わるのは、体感で50%程度です。

「なぜこの工事が必要なのか」「なぜこの金額になるのか」が正しく伝わらないまま判断が下される。結果として、本当に必要な工事が削られたり、逆に不要な工事が追加されたりする。入居者のことを考えた提案が、情報伝達の途中で変質してしまう。

この問題の根本にあるのは、見積書が「業者にしか読めない」形式で作られていることです。工種・数量・単価の内訳がない「一式」見積もりでは、管理会社の担当者さんがオーナーさんに説明のしようがない。情報の非対称性が、不信感と無駄なコストを生んでいます。

なぜ「株式会社LinK」を作ったのか

設立の決意

2023年6月、株式会社LinKを設立しました。

「LinK」という社名には「つなぐ」という意味を込めています。管理会社さんと60社以上の専門家をつなぐ。中間の無駄を省いて、透明な価格で確かな工事を届ける。前職で感じた3つの構造的な問題を、自分の会社で一つずつ解消していく。それがLinKを作った理由です。

社員2名の小さな会社にした理由

LinKは社員2名の小さな会社です。大量の職人を自社で抱えるモデルではありません。その代わり、クロス・CF・塗装・設備・電気・クリーニングなど各分野のプロフェッショナルと直接ネットワークを組んでいます。協力会社は60社以上。

なぜこの形にしたのか。理由は2つあります。

1つ目は、中間マージンを最小化するため。元請けから下請け、さらに孫請けと案件が流れるたびにマージンが乗る構造を排除し、各分野の職人と直接取引します。

2つ目は、品質を自分の目で管理するため。案件は代表の吉野が直接現場を確認し、見積もりを作り、施工管理を行います。写真や伝聞だけで見積もりを出すことはしません。現場を見ずに出した見積もりは、必ずどこかにズレが生まれるからです。

LinKの見積もりは何が違うのか

「そのまま見せられる見積もり」という基準

LinKの見積もりには、すべて工種・面積・単価の内訳をつけています。

「クロス張替え(LDK) 45m² × 1,200円/m² = 54,000円」

このように、何にいくら払っているのかが一目でわかる形式です。管理会社の担当者さんがオーナーさんに「そのまま見せられる」見積もり——それがLinKの基準です。

一式見積もりでは「オーナーさんに聞かれたら説明できない」という声を、管理会社の担当者さんから何度も聞いてきました。見積書は管理会社さんを守る根拠でもあります。根拠がある見積もりを出すことが、長期的な信頼関係の起点になると考えています。

現地調査で「想定外」を減らす

代表の吉野が直接現場を確認してから見積もりを作るため、「工事中に想定外が出た」という追加費用がかなり少ないのも特長です。

写真だけで見積もりを出す業者は便利そうに見えますが、写真では壁の奥の状態や床下の臭い、建具の動きの悪さまではわかりません。リスクを見込んで高めに設定するか、見落としたリスクを後から追加請求するか——どちらにしても、発注者にとっては不利です。

現地調査に時間をかけることで、結果的に管理会社さんの業務負担と、オーナーさんの費用負担を減らすことができます。

LinKの理念「まっとうにする」とは何か

建物に関わるすべての仕事を、まっとうにする

LinKの理念は「建物に関わるすべての仕事を、まっとうにする」です。

「まっとう」という言葉を選んだのには理由があります。業界を変革するとか、破壊するとか、そういう大きな話ではありません。やるべきことを、正直に、根拠を持ってやる。ただそれだけのことが、この業界では当たり前になっていない。

中間マージンで案件を右から左に流す業者がいる。写真だけで見積もりを出して、現場を見ない業者がいる。一式見積もりで根拠を示さない業者がいる。そういう業界の中で、「まっとうにやる」ことが差別化になる。それ自体が業界の課題を表していると思います。

原状回復を、整える

LinKのPurposeは「原状回復を、整える」です。原状回復という仕事のプロセス——見積もり、施工、品質管理、情報伝達——を一つずつ整えていくことで、管理会社さんが「原状回復は任せておけば大丈夫」と思える状態を作ります。

管理会社の担当者さんは、原状回復以外にも膨大な業務を抱えています。退去のたびに業者の見積もりを精査し、オーナーに説明し、工期を調整し、クレーム対応をする——その負担をLinKが吸収することが、うちの仕事の本質です。管理会社の業務負担を仕組みで解決するアプローチは「丸投げできる」原状回復の仕組み化で詳しくお伝えしています。

これからLinKが発信していくこと

現場のリアルを、そのまま伝える

LinKは今後、以下のような情報を継続的に発信していきます。

現場のリアル。実際の施工事例や工事の裏側。「1Kの退去で、どこにいくらかかったのか」という具体的な数字を出します。

業界の知識原状回復の費用相場、見積もりの読み方、業者選びで失敗しないポイント。管理会社の担当者さんが判断に使える、実務に直結する情報です。

LinKの考え方。なぜその工事を提案したのか、なぜその金額なのか。判断の基準を開示することで、管理会社さんとの情報格差をなくしていきます。

一件一件を、正直に

大きなことを言うつもりはありません。目の前の一件一件を、正直に、丁寧にやっていく。見積もりには根拠をつけ、現場は自分の目で確認し、管理会社さんが「任せて安心だった」と思える仕事を積み重ねる。

LinKという会社は、そういう考え方で作りました。管理会社で原状回復の発注を担当されている方、業界に興味がある方、一緒に仕事がしたいと思ってくださる方——少しでも「この会社は信頼できそうだ」と思っていただければ幸いです。

よくある質問

Q. LinKはどのエリアに対応していますか?

A. 関東一都三県(東京・千葉・埼玉・神奈川)に対応しています。特に東京23区内は翌日の現地調査が可能なケースが多いです。対応可否はお問い合わせいただければ即日回答します。

Q. 見積もりだけでも依頼できますか?

A. 可能です。現地調査・見積もりは無料で行っています。工種・数量・単価の内訳付き見積もりをお出しするので、他社との比較にもそのまま使えます。「見積もりを取ったら必ず発注しないといけない」ということは一切ありません。

Q. 社員2名で品質は大丈夫ですか?

A. 社員数と品質は比例しません。LinKは60社以上の専門家ネットワークを持ち、各工種のプロフェッショナルが施工を担当します。代表の吉野が全案件の現場確認と施工管理を行うため、品質のバラつきを抑えています。大手が営業マンに全業務を背負わせる構造よりも、専門家の分業と代表の直接管理の方が品質は安定します。

LinKの考え方に共感いただけたら、まずはお気軽にご相談ください。見積もりは工種・数量・単価の内訳付きでお出しします。

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